素直に受け止める、謝る力

8/12/2025

素直に受け止める、謝る力

ここ最近、人からの意見や、自分が粗相してしまったときに「きちんと謝る力」が本当に大事だと強く感じる。

これまでの人生を振り返ると、どんな環境でも、自分の非を絶対に認めない人は一定数いた。理屈をこねくり回し、どうにかして相手の方が悪いことにしないと気が済まない――そんな人たちだ。
特に、私のように“舐められやすい”タイプには、その傾向が顕著に現れる。

舐められ体質で30年ほど過ごしてきた経験上、不快な思いをさせられても、相手から謝られることは少ない。けれど、そういう人とは自然と縁が切れるものだ。あまり好きな言葉ではないが、大抵は“予後が悪い”。
いくら相手を選んでそういう態度をとっていても、周囲は必ずそれを見ている。そして最終的に、プライドが高すぎる人は人間関係の中で弾かれてしまうのだ。

たとえ相当な実力があって、これまでは許されてきたとしても、環境が変わればそうはいかない。結果として周りから孤立してしまう。私が学生時代から職場まで出会ってきたそういうタイプの人は、例外なく何らかのトラブルや行き詰まりを経験していた。

結局のところ、すべては巡り巡って自分に返ってくるのだと思う。不思議なことに、「普段の行いは必ずどこかで評価される」と感じる瞬間が多い。

私は頭が良いわけでも、特別なスキルを持っているわけでもない。だからこそ、なるべく人には誠実に接してきたつもりだし、その積み重ねで今の生活が成り立っていると言っても過言ではない。
もし中途半端に能力や才能を持っていたら、逆にもっと貧しい人生になっていたかもしれないと思うほどだ。

もちろん、すべてにおいて誠実でいられたわけではない。相手を怒らせて縁を切られてしまったこともある。言い訳にしたくはないが、上述した通り私は決して頭が良いわけではなく、その場で粗相してしまうこともあると思う。
それでも、少なくとも「素直に受け止め、きちんと謝る」ということは続けていきたい。

こう書くとまるで自分が聖人のようだが、まったくそんなことはない。過去に自分を虐げてきた人のその後が気になり、それが良くない結果だと正直嬉しくなってしまう自分もいる。根っから性格が悪いなと思うが、同時に、そうした出来事を通して「人にしたことは巡り巡って自分に返ってくるんだな」と実感してきた。

これは自分の周りだけの話ではない。タレントや芸能人でも、周囲に誠実でない人は活動休止に追い込まれたりする。やはり、人にしてきたことは必ず自分に返ってくるのだ。

やらかしてしまったときは、きちんと受け止め、謝る。結局それが、一番の人間関係の保険だと思う。

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seki

千葉在住のWebエンジニアです。

生活と趣味の備忘録として、

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