散歩
9月も長距離散歩を楽しんだ。
台場駅から葛西臨海公園駅まで歩いた。

タイミングが悪く、お腹を壊してしまった。
台場駅から千葉方面に向かって歩いたことがある方ならわかると思うが、トイレがない。

お台場海浜公園駅から国際展示場駅の間でピークを迎え、本当にもうダメかもしれないと思った時、国際展示場駅が見えてきた。
砂漠の中のオアシスってこんな感じなんだろうなと思いながら、急いで改札を通り、トイレに駆け込んだ。
個室も奇跡的に空いていて、一番奥に入ることができた。
汚い話になるが、本当にあと一歩遅れていたらどうなっていたかわからない状況だった。
一息ついた時、自分の体温がとても上がっていることに気づいた。
普段あまり汗をかかない体質だが、汗が頬を伝っていた。
ギリギリの状況では、自分の体の状態すらもわからなくなるんだ。
呼吸を整えて駅を出る。改札を出る際、入場料を払うつもりだったが、「トイレを借りたくて入場したんですけど…」と伝えると、そのまま通してくれた。
国際展示場駅には一生感謝しなければいけないと思う。本当にありがとう。
もし間に合っていなかったら、タクシーも電車も使えない“ガチ長距離散歩”確定になってしまうところだった。
そこからはひたすら平和な散歩になった。
青梅・有明南連絡線に沿って進む。


かなり開けた道なので、都会のビル群が綺麗に見えるし、ビルの明るさと道のほんのり薄暗い雰囲気がとても心踊らせてくれる。
東雲駅くらいになると、地方都市感が強くてノスタルジーな気持ちになった。
「ここの景色、完全に札幌じゃん」みたいな会話をしながら歩いた気がする。
東雲駅から新木場駅まではほとんど何もなかった。真っ暗。

ゆで太郎が2軒あったので、この辺で働いている人はお世話になっているんだろうなと思った。
新木場駅は6年くらい前に、ゲスの極み乙女とindigo la Endの対バンを観に来て以来だったが、暗いし駅自体にあまり思い出がなく、懐かしさはなかった。
あの時は今の妻と付き合う前で、開場前の暇な時間に必死にLINEを送っていた思い出がある。

個人的に散歩の難所、橋が見えてきた。荒川河口橋である。
高所恐怖症ということもあり、橋は苦手。
高さというよりも微妙な揺れが苦手で、三半規管が敏感なのか些細な揺れも気になってしまう。

特に夜は川が真っ黒で、落ちてしまった時を想像してしまう。
一緒に散歩していた妻には申し訳ないが、無言で早歩きになってしまった。

橋の終盤は特に揺れ、走り出したい気分だった。
しかも謎の太鼓の音も聞こえてきて、「この時間に祭りでもやってるのか?」と思ったが、祭りができそうな場所ではなかったので謎のまま。
無事に橋を渡り切ったが、腹痛や湿度の影響で体力の限界を迎えてしまい、葛西臨海公園駅でギブアップ。
伊能忠敬界隈としては微妙な距離だったが、家に帰った後のシャワーがとても心地よかった。
次回の散歩はもっと気候が良くなっていそうなので嬉しい。








